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クリスマスリースを作っている間も、ローズマリーの良い香りに包まれていました


ローズマリーは、風が吹いたり少し触れるだけで、
爽やかな香りが広がるリース作りに適した植物です。

ローズマリーは乾燥しても香りが持続するので、
飾っている間、良い香りも楽しむことができます。

玄関のドアなど、外に飾るのもいいですが、
室内に飾るのも色と香りが良くおすすめです。 



[クリスマスリース ローズマリーの作り方]


■用意する物


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用意する物


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・リース台
雑貨店や手芸店、100円ショップなどで販売されています。
慣れていないうちは、あまり大きいリース台を選ばず、
小さいものから挑戦してみましょう。

リース台は、つるを曲げて乾燥したものが主流ですが、
プラスチックやアイアンで作られたものもあります。


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・ローズマリーの枝
剪定などで出た不要な枝を使うと無駄がありません。

買ったばかりの小さな苗では、
リースの全てを覆うほどの枝を確保することは難しいですね。
少しだけでもローズマリーの枝を加えると良い香りが楽しめます。

何年も育てているような大株のものであれば、
料理などでは使い切れない枝が出てくることも多いでしょう。

ローズマリーの枝は、完全に木化していなければ、
しなやかで曲げやすいので、リース作りにたいへん適しています。

伸びてすぐのような柔らかい若い枝は、引っ張る力にも弱く、
すぐにちぎれてしまうことがあるので、
少し硬くなったような枝を使うと安心です。

・ワイヤー
枝や飾りを固定させるのに使います。
あまり太いワイヤーだと、扱いも難しい上に、
ワイヤーが目立ってしまうことがあります。

目立たない色の細いワイヤーを用意しておきましょう。

*園芸用のワイヤー入りビニールひもや
フローラルテープでもできます。





・ボンド、グル―ガン 
ワイヤーと同じように、枝や飾りを固定させるのに使います。
ワイヤー、ボンド、グル―ガンを、
使わなければならないというわけではありません。

自分に合った使いやすいものを使って固定させましょう。
ボンドは木工用ボンドや手芸用ボンドが、
安価で乾燥後に目立ちにくいのでおすすめです。

グル―ガンは、ホームセンターで売られている本格的なものでなくても、
最近では100円均一などでも売られています。
試しに使ってみたい場合は安価なものでチャレンジしてみてください。

・お好みの飾り
リボンやオーナメント、木の実など、好みの飾りを用意しておきましょう。
ナンテン、ローズヒップ、チェッカーベリーなど、
赤い実のついたものを飾りつけると、ローズマリーの濃い緑に映えます。

ほかに、ハサミ、ペンチ、フローラルテープなど。


■リース台を使った作り方

間引き剪定や収穫をかねた剪定の際に、
大きく育ったローズマリーほど、
使い切れない不要な枝が出るものです。

短い不要枝をたくさん切った時には、
リース台を使うと無駄なくキレイに仕上がります。


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1.10cm〜15cmほどの長さのローズマリーの枝をたくさん用意します。収穫をかねて剪定を行った時に出た、不要な枝を使うと無駄になりません。

2.用意した枝の下から数cmほどは、葉をむしっておきます。


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3.リース台に、葉をむしった部分を刺すようにし、ワイヤーで固定していきます。


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4.リース台が隠れるくらいにローズマリーが固定できたら、好みの飾りをつけます。

5.一度遠くから眺めてみて、直したい箇所があれば手直しします。


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6.実際に飾ってOKなら完成です。
ローズマリーの葉が少なくなったので、直径10pのリース台を使いました。
ラベンダー、赤い実、木の実、ベル、リボンなどを使っています。


◎リース台を使って作る時のコツ

用意する枝は、あまり柔らかいものを選ぶと、
リース台に刺さりにくくなるので、やや固いものを選びましょう。

枝を刺す方向は、できる限り同じにすると、
円を作る流れがきれいにまとまります。

ローズマリーは飾っている間に乾燥していき、量が減っていきます。
最初は詰め込み過ぎかな?と感じるくらいにリース台に刺しこみましょう。


■リース台なしでの作り方

ローズマリーも大株になると、1本の枝が意外と長く伸びます。
その長さを利用して、リース台を使わずに、
おしゃれなリースを作ることができます。

1.できるだけ長い枝を用意する。


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2.キレイな円になるように枝を曲げ、ワイヤーなどで固定する。

3.好みの飾りをつける。

4.一度離れた場所から眺めてみて、直したい箇所があれば手直しする。


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5.実際に飾ってみたら完成です。


◎リース台なしで作る時のコツ 

リース台を使わずにリースを作る際も、
リース台を使う時と同様に、乾燥によって量が減っていきます。

リース台を使っていない分、余分に刺すことができないため、
飾りとのバランスが悪くなることがあります。

さらに、乾燥してくると葉が少しの衝撃でぽろぽろと落ち、
ほとんど枝だけになってしまうこともあります。

そのため、飾りはあまり大振りのものではなく、
小さいものや、シンプルにリボンだけにするなどして、
量が減った時にバランスが悪くならないよう配慮します。

■参考
・ハボタン 寄せ植えのコツ|合わせやすい植物たち
・パンジー 寄せ植えのコツ|合わせやすい植物たち
・ガーデンシクラメン 寄せ植えのコツ
・クリスマス 寄せ植えのコツ
・冬に長く咲く花 画像付き
・冬の花壇
・クリスマスリース オリーブの作り方