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お正月用の寄せ植えの作り方のコツをご紹介します 


新鮮な紅白の葉牡丹に、ビオラ、ジュリアン、
ガーデンシクラメンなどの花4〜5種、グリーン1〜2種。

青竹三本組、金扇、水引、金柳、リボンなどの小道具が活躍し、
テラコッタ風樹脂鉢に厳かに飾られています。

レビューによると、購入後1ヶ月経っても花が咲き続けているそうです。
全体の大きさは、幅約40cm×奥行約25cm×高さ約45cm。

*上記の寄せ植えは、薫る花さんで販売されています。
ほかにも寄せ植えや生け花など素敵なアレンジメントがあり、アイデアの宝庫です。


正月などお祝い事の寄せ植えは、
ルールや雰囲気作りが難しいと思われがちですが、
実は、そんなことはまったくありません。

年末に園芸店に並んでいる植物の中から、お正月らしいものを選び、
その植物に合う脇役の植物を添えるだけで立派なお正月用の寄せ植えになります。 


自分がイメージしていた寄せ植えと少し違っていても、
小道具を使えばあっという間にお正月らしく見えるようになります。

あまり難しいことは考えず気負わずに、
楽しみながら寄せ植えを作ってみましょう。


■正月用寄せ植えのコツ

1. 赤、白、金(黄)などのおめでたい色を使うと、
お正月の雰囲気が出しやすく、まとめやすいです。

2. 松竹梅、ハボタン、ナンテン、千両や万両など、
縁起の良い植物や、正月を連想させる植物が合わせやすいです。

3. 色の種類を少なくし、派手さを抑えると、
大人っぽく厳かな趣きに仕上がります。



定番のハボタンやナンテンなどを入れるだけでも、
お正月の雰囲気を出すことができます。

あまり派手な色ばかりを使わず、色の数を抑えることで、
すっきりとしたおしゃれな雰囲気にもなります。

また、お正月を連想させるピック、水引、しめ縄などの小道具を使うと、
新年を飾る寄せ植えが上品で晴れやかに仕上がります。

純和風に作らなくても、洋風の組み合わせに、
少し和風のテイストを入れるだけという寄せ植えも素敵です。


■正月用寄せ植え 相性の良い植物たち


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・ハボタン(Ornamental cabbage)  

アブラナ科 
草丈:20cm〜80cm
鑑賞期:11月〜3月


ハボタンは、冬定番の植物ですが、
品種も色々とあり、バリエーションが豊富です。

丸葉系、ちりめん系、さんご系などがあり、
色もクリーム色から黒に近い濃い紫まであります。

品種の違うハボタンを組み合わせて、
ハボタンだけの寄せ植えを作っても見映えがします。

和風のイメージが強いですが、洋風にも合います。
鉢や飾りを工夫するだけで、純和風からシックな洋風まで、
どのような雰囲気にでもまとめることができます。


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・シロタエギク(Dusty miller) 

キク科 
草丈:10cm〜60cm
鑑賞期:通年


ダスティーミラーとも呼ばれ、全体を白い毛が覆っているので、
シルバーカラーのカラーリーフとして冬場はとても活躍する植物です。

寄せ植えにできる隙間をうまい具合に埋めてくれる上に、
背丈もそれほど高くないので、まとまりがよいです。

多年草で、初夏から夏にかけて菊らしい黄色い花を咲かせますが、
花を咲かせると株姿が乱れるため、花は早めに切るようにします。


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・ナンテン(heavenly bamboo) 

メギ科 
草丈:100cm〜300cm
鑑賞期:11月〜2月(実)


冬に赤い実をつけるナンテンは、「難を転じる」といわれていて、
とても縁起の良い愛らしい実の植物です。

お正月のお祝いの時期にぴったりの植物です。
寄せ植えに使う場合は、実付きの苗を購入して植え付けても、
実生から育ったほんの小さな苗を寄せ植えに使うこともできます。

おたふくナンテンは、赤い実ができない代わりに、
寒くなると真っ赤に紅葉して美しいです。

用途に応じて、実のできるもの、できないものを使い分けましょう。


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・トクサ(Equisetum hyemale)

トクサ科 
草丈:30cm〜100cm
鑑賞期:通年


トクサといえば、和風なものと感じますが、
寄せ植えの仕方によりエキゾチックな雰囲気を出してくれます。

竹に似た姿は、お正月にもぴったりです。
とても丈夫で、植え付けた後に好きな高さに切っても、
枯れることはないので安心です。

背の高い状態で後方に植えるのも良いですし、
少し短めに切って手前にできる隙間に植えても素敵です。


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・パンジー、ビオラ(Pansy,Viola) 

スミレ科 
草丈:10cm〜30cm
鑑賞期:10月下旬〜5月中旬 
花色:白、赤、ピンク、黄、オレンジ、青、紫、茶など


パンジー、ビオラは、花色がとても豊富なので、
お正月らしい赤と白のものを組み合わせるといいでしょう。

寒さにも強く、冬の間も咲き続けます。
花の小さなビオラをぎゅっと寄せて植えたり、
大振りの花のパンジーを大胆に植えたりと、
使い方次第でどのような雰囲気にも合わせられます。

茶色に近いオレンジやスモーキーなピンクなどを使うと、
大人っぽいシックな印象になります。


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・プリムラ・ジュリアン(P.×juliana) 

サクラソウ科 
草丈:5cm〜20cm
鑑賞期:11月〜4月 
花色:白、赤、ピンク、黄、オレンジ、紫、青など


背丈がとても低いので、寄せ植えの手前側に植えると見映えがします。
花ガラを摘むのを忘れなければ、冬の間も次々と花を咲かせてくれます。

色の種類も豊富で、香りの強いものもあります。
柔らかい花が、鳥に狙われやすいので注意しましょう。


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・スイセン(Narcissus) 

ヒガンバナ科 
草丈;20cm〜50cm
鑑賞期:11月〜4月 
花色:白、黄、オレンジ、複色


早咲きの品種であれば、お正月の頃にはすでに開花するものもあります。
香りがあるもの、見た目が豪華なもの、背丈が低いもの高いもの。

色の豊富さはあまりありませんが、楚々とした佇まいで楽しませてくれます。
色が派手でないからこそ、他のどのような植物にも合わせやすいです。


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・ニューサイラン(Phormium) C)花ひろばオンライン

リュウゼツラン科 
草丈:60cm〜300cm
鑑賞期:通年


大きくとがった葉が印象的なニューサイランの中でも、
赤い斑の入るものが、お正月の寄せ植えにはぴったりです。

品種によっては寒さに弱いものもありますので、
苗を購入する際に必ず耐寒性を確認しましょう。

大きな葉は切り花のように、切り葉として活花に利用することができます。
地味になりがちなお正月の寄せ植えを、ぱっと華やかにしてくれます。


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・ピナスピネア(イタリアカサマツ,Italian stone pine) C)花みどりマーケット

マツ科 
樹高:100cm〜500cm
鑑賞期:通年


日本庭園に植えられているような松の仲間ですが、
小さな苗であれば日本の松よりも流通量が多く、
園芸店などでも簡単に手に入れることができます。

日本の松よりも少しすらっとしているので、
寄せ植えに使うのに、たいへん便利です。

雰囲気は日本の松と似ていますので、
これを寄せ植えに入れるだけでお正月の雰囲気がぐっと増します。


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・ヤブコウジ(Ardisia japonica) 

ヤブコウジ科 
草丈:10cm〜30cm
鑑賞期:11月〜2月(実)


とても背丈が低く、赤い実がかわいらしいヤブコウジは耐陰性があり、
丈夫なので寄せ植えに適しています。

赤い実をつける植物は、ナンテンやセンリョウ、マンリョウなどありますが、
その中でも最も背が低く、寄せ植えにするのにとても扱いやすいです。

通常のヤブコウジよりも葉色が薄く、
葉の縁に白い斑が入る品種もあります。


■正月用寄せ植えの演出

・ピック
お正月を連想させる、だるまや富士山、祝の文字などの、
ピックを刺すだけで雰囲気が変わります。

最近では100円均一などでも、様々な種類のピックがあります。
手軽に購入でき、選ぶ楽しみも増えます。


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・水引、しめ縄風の飾り
赤、白、金の水引を、背の高い植物にひっかけたり、
鉢につけて飾るだけでもおめでたい雰囲気が高まります。


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しめ縄風の小さな飾りなども、
寄せ植えに添えるだけでお正月の雰囲気になります。
ホームセンターや雑貨店、100円均一などでも種類が増えています。

・鉢
赤や白の鉢を使うだけでも雰囲気が変わります。
手持ちの鉢を金、赤の紙や布で包んでもおしゃれです。

意外なことに、真っ黒の鉢を使うと、
とてもシックで大人の雰囲気の寄せ植えになります。
素焼きやブリキ鉢であれば、自分でペイントするのも楽しいです。

■参考
・ハボタン 寄せ植えのコツ|合わせやすい植物たち
・パンジー 寄せ植えのコツ|合わせやすい植物たち
・ガーデンシクラメン 寄せ植えのコツ
・クリスマス 寄せ植えのコツ
・チューリップ 寄せ植え