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フランソワ ジュランビル、一枝に房咲きし育てやすいです


[初心者対象! つるバラの育て方]

バラの中でも、長い枝を伸ばして花を咲かせるつるバラは、
枝の長さの分だけ花数が増え、とても見ごたえのあるものになります。

バラの栽培は難しいと思っていても、
その時その時に必要な作業さえ分かっていれば、
作業自体は難しくありません。
ぜひ、自分の手で素敵な花を咲かせてみてください。


■バラの年間栽培作業

12月:休眠期 植え付け適期 植え替え適期 地植えに寒肥と中耕(2月中まで)
       枝の誘引・剪定(2月中まで)
1月:休眠期 植え付け適期 植え替え適期 
2月:休眠期 植え付け適期 植え替え適期 
3月:    有機肥料を追肥
4月:    害虫・病気予防に薬剤散布(11月頃まで定期的に)
5月:開花期 花ガラ摘み シュートの処理(伸びてきたら随時)
6月:    開花が落ち着いたらお礼肥を与える
7月:開花期(四季咲きの場合、二番花・三番花が咲く) 花ガラ摘み
8月:開花期(二番花・三番花) 花ガラ摘み
9月:    有機肥料を追肥
10月:開花期(秋花)
11月:    マルチングなど寒さ・霜対策


■水やり

水やりは植物を育てる上で、基本的ながらとても重要な作業です。
地植えにしている場合と鉢植えにしている場合、
季節によって水やりの頻度は変わってきます。

◎つるバラの鉢植え
鉢植えの場合、地植えに比べると、
土の量が制限されているので、乾きやすい環境といえます。

基本は土の表面が乾いたら、
鉢底から水が出てくるまでたっぷりと与えます。

ただし、夏の間は気温も高く乾きやすいので、
朝に水を与えても、夕方に土が乾いているようであれば、
再度たっぷり水を与えます。

逆に冬は、休眠期に入っていることもあり、土が乾きにくい状態です。
そんな中、毎日水を与えると過湿の状態を作ることになります。

秋から冬の間は、土の表面が乾いてから数日経ってから、
水を与えるようにすると良いでしょう。

さらに注意したいのは、開花期です。
特に、蕾がつきはじめた頃は、土の乾燥に要注意です。

蕾がつき始めた頃に、水切れを起こしてしまうと、
せっかくできた蕾が傷んで花が咲かないことがあります。 


品種によって、一季咲きや四季咲きなど蕾がつく時期が違いますので、
よくチェックしておきましょう。


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丈夫で育てやすいモッコウバラ


◎つるバラの地植え
地植えの場合は、鉢植えほど乾きやすい環境ではありませんが、
やはり水やりはとても重要です。

秋〜春は、雨が長い間降らないなどで、
土が乾いているようであれば、たっぷりと与えるようにします。

夏の間は、地植えといえども乾きやすい時期です。
土が乾いていれば水を与えるようにし、
与える時は必ず奥まで浸透するようにたっぷりと与えるようにします。

表面だけを湿らせても、中の根には届いておらずに、
水切れの状態を起こしてしまったり、
すぐに渇いてしまったりしてよくありません。

表面に溜まった水が浸透するのを見届けた後、
さらに水を与えて溜まった水が浸透するのを、
待つくらいたっぷりと与えるようにしましょう。

また、地植え・鉢植えどちらにも共通していますが、
花や蕾の上から水をかけないように注意しましょう。 


水に濡れても問題ない丈夫な花をつける品種もありますが、
花などに水をかけると、蕾が開かなくなってしまったり、
花が汚れたように傷んだりすることがあるので注意しましょう。


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アンジェラは、初心者も育てやすいです


■肥料

肥料は、園芸店やホームセンターなどで売られている、
バラ専用の肥料を使うと、失敗が少なくなり、便利です。

バラ、特に四季咲き性のバラなどは、
定期的に花を咲かせるため、とても力を使います。

途中で肥料切れを起こしてしまうと、
株自体が弱ったり、良い花が咲かなくなってしまいます。

施肥の時期と量を守って、
しっかりと肥料を与えるようにしましょう。


■誘引

つるバラにとって、とても大切な作業です。
シュートの中で、切らずに伸ばすものは、
冬になって全体を誘引するまで真っ直ぐに伸ばします。

休眠期になったら、シュートを含めた残す枝を誘引します。
つるバラの誘引のコツは、水平に近くすることです。 


水平に近くすることで、花枝が上がりやすくなります。

これはフェンスやトレリスなどに平面に誘引する時だけでなく、
オベリスクや行灯支柱などに誘引する時も同様にします。

太すぎたり硬い枝は、急に曲げると折れることがあるので、
徐々に段階的に曲げるようにします。

また、枝の途中から発生したシュートなどを誘引する時は、
枝の付け根をよく見て、折れないように注意しましょう。


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カクテル、花色が白にかわっていき愛らしいです


■剪定

剪定と聞くと難しそうですが、ポイントを押さえれば大丈夫です。
最初に切るべき枝を切り、その後に自分の好みの姿になるよう調整しましょう。

・枯れた枝、細すぎる枝は付け根から切る
・10月以降に発生したシュートは根元から切る
・古い枝の途中から良いシュートが出ていたら、
新枝に栄養がいくように分岐した部分で古枝を切る
・枝先から20cm〜30cmくらいのところで切る


■参考
・初心者対象! バラの育て方と栽培方法|庭植えから鉢植えまで
・イングリッシュローズの育て方と剪定
・日陰で育つバラ
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