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こんなに大きくなったモンステラで挿し木をしてみました


■モンステラの増やし方は?

◎挿し木で増やす
モンステラは挿し木によって増やすことができます。
基本的には、生育期である5月〜9月が挿し木の適期といえますが、
15℃以上の温度なら、冬の間でも挿し木することは可能です。 


まずは挿し穂を用意します。
モンステラは、驚くほど各所から根を出します。

茎をつけた葉を花瓶にさしていたら、
発根したということも、よくあります。

◎挿し穂に利用できる部位
・剪定を行った際の茎葉
・葉が2枚〜3枚ついた茎
・5〜10cmほどに切った茎のみ

葉をつけた状態の挿し穂を使う場合、
葉が大きすぎるのであれば、半分ほどの大きさに切っておきます。

葉を小さくすることで、葉から水分が蒸散してしまうのを防ぎ、
発根を促し転倒防止にもなります。

上記などの色々な挿し穂を使って、増やしてみましょう。


1.用土に直接挿す
鉢やプランターなどの容器に、
小粒の赤玉土やバーミキュライトなどを入れて、
あらかじめ湿らせておきます。

湿らせた用土に、容易した挿し穂を優しく挿します。
土が乾かないように明るい日陰で管理していると、
1ヶ月〜2ヶ月ほどで発根します。

その後も同じように管理していると、新しい芽が出てきます。
新しい芽がでてきたら、1株ずつに分けて植え付けを行いましょう。

すでに発根して芽も出ている状態ですので、使う用土は観葉植物の土など、
水はけのよいモンステラに向いたものを使うと便利です。

植え付けた後は、通常と同じように管理し、育てていきましょう。


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一般の挿し木と同じ方法で挿しています


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新しい芽や気根が出てきました(約1ヶ月)


2.発根させてから用土に挿す
作った挿し穂をそのまま用土に挿すのではなく、
先に発根させてから用土に植える方法です。

挿し穂の下部5cm以上がつかるように水を入れた容器を用意します。
そこに挿し穂を挿して、水を交換しながら明るい日陰で管理します。

1ヶ月〜2ヶ月ほどすると、発根してきます。


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容器に水を入れて発根させます


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美しい根が出てきました(約1ヶ月)


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素晴らしい生命力!


3.水ゴケで覆う
水につけず、水ゴケで覆って発根させる方法もあります。

挿し穂の下部5cm以上が隠れるように、
充分に湿らせた水ゴケで挿し穂を包みます。

水ゴケが乾燥しないよう、ビニール袋などでカバーし、
乾燥しないように管理します。

水につけて発根させる方法と同様に、
1ヶ月〜2ヶ月ほどで発根します。


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発根後の植え付け、支柱をすると安心です


発根した後は、鉢やミニプランターなどの容器に用土を入れ、
根を傷つけないように植え付けます。
その後は通常と同じように管理しましょう。

■参考
・モンステラ 冬の管理は?
・モンステラの育て方 詳細版