球根の中心部分にも日が当たるよう葉組みをします
■ガーデンシクラメンの葉組みとは?
葉組みとは、ガーデンシクラメンの株の中心に日が当たるように、
大きな葉などを引っ張って移動させることです。
葉組みを行うことにより、
葉芽や花芽が出てくる球根の中心部分にも日が当たるようになり、
生育が促され、風通しも良くなるので病気を予防します。
球根の中心に、大きく育った葉と花芽などが、
重なったり交差して、日が充分に当たっていない場合、
せっかく伸びてきた花芽が小さいまま枯れてしまったり、
小さな葉が充分に育たず、その後の生育に大きく影響することもあります。
葉組みの作業自体は、特別に難しいものではありませんので、
定期的に行って、長く美しい花を楽しみましょう。
■ガーデンシクラメンの葉組みの方法
株の中心を覆っている、大きく育った葉や、重なっている葉を、
軽く外側に引っ張って移動させます。
この時、無理に強い力で引っ張ると、葉がちぎれたり傷むので、
ゆっくり優しく引っ張りましょう。
優しく引っ張って移動させた葉が、
他の葉に重ならないように調整します。
花茎は中央に寄せていきます
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さらに中心の葉に軽く両手の手のひらを当てて、
外側に軽く押し出すように、押し広げてあげます。
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交差している花茎や葉を直します
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すると、株の中心部に空間ができてきます。
花茎で外側にあるものを中央に寄せるように仕立てます。
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葉組みは、花茎が中央にきれいにそろうまで行います
ほとんどの苗は、購入してすぐであれば、中心に花が密に咲き、
その周りに葉が茂っている状態になっています。
その後植え付けて1ヶ月ほどすると、最初に咲いていた花が終わり、
次の花芽や葉芽が上がってくる頃になります。
その時に、元から茂っている大きな葉が邪魔をして、
中心に日が当たらないと、その後の生育に大きく影響してきます。
購入してから1ヶ月後くらいから、1ヶ月に1〜2回程度、
定期的に葉組みの作業を行うようにしましょう。
簡単な葉組みの作業をするだけで、
株の生育がよくなり、花つきもよくなるので、
葉組みをすれば、形の整った開花を長く楽しめます。
■参考
・ガーデンシクラメンの育て方
・ガーデンシクラメン 花をたくさん咲かせるには?
・ガーデンシクラメン 寄せ植えのコツ
・冬の寄せ植え|ガーデンシクラメン&ビオラ
・シクラメンの育て方 しおれるときは?
・ガーデンシクラメン 冬の育て方のコツ
・ガーデンシクラメン 夏の育て方のコツ
・ガーデンシクラメン 花が咲かない
・ガーデンシクラメン 花が倒れるのは?
・ガーデンシクラメンの用土は?
・ガーデンシクラメン 葉が枯れる理由は?