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シラーベルビアナ


■シラーの植え替えは?

1. シラーの鉢植え栽培は、毎年植え替えが必要?
シラーの品種と鉢の大きさにもよりますが、
必ずしも毎年植え替えはしなくても構いません。

鉢に植えっぱなしにした状態で数年経つと、
球根がだんだんと増えてスペースが狭くなってきます。

生育するスペースが狭くなると、
生育不良を起こしたり、株が弱ることがあるので、
2年〜3年おきに掘り上げて、球根を整理をしましょう。

ただし、シラーは乾燥に弱い品種が多いので、
掘り上げた後、球根を整理したらすぐにまた植えつけるようにします。

植え替えをするのであれば、9月下旬〜11月が適期です。
鉢から土ごと球根を出し、丁寧に土を落とします。

分球している球根を手で分け、
できるだけ大きい球根を選んで、また鉢に植え付けます。

植え付ける数の目安は、球根が小さい品種であれば5号鉢に3つ、
球根が大きい品種の場合は、5号〜6号の鉢に1つです。


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シラー カンパニュラータ


2. シラーの植え替え時に注意することは?
シラーには色々と品種がありますが、その品種によって、
少しだけ植え替えの方法が変わります。

◎シラーベルビアナ
まず、ベルビアナのように、地上部が枯れている時にも、
根だけは伸びている品種の場合、根が乾燥して傷むので、
掘り上げて乾燥させるのは禁物です。

9月下旬〜11月まで掘り上げずに植えた状態にしておき、
適期になったら一旦掘り上げて、別の場所や鉢に植え替えるようにします。

◎シラー カンパニュラータ
カンパニュラータという品種は、球根に皮がありません。
そのため、球根が非常に乾燥しやすい状態になるので、
これも掘り上げての保管は禁物です。

ベルビアナと同様に、適期まで土に植えた状態で過ごし、
適期になったら、一旦掘り上げて植え替えます。

それ以外の品種で、休眠期には葉も根もないもの、
球根に皮がついているものであれば、掘り上げて保管した後に、
植えたい場所に植えることが可能です。

掘り上げる場合は、花が終わった後に、
葉が三分の一ほど枯れてきたら、掘り上げましょう。

掘り上げた後は、土を丁寧に落として日陰で乾燥させ、
通気性のいいネットなどに入れて、冷暗所で保管します。

■参考
・シラー カンパニュラータの育て方 栽培方法
・シラーベルビアナの育て方
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