
パンジーが咲く花壇
パンジーは、種で増やすのが一般的です。
ただし、パンジーは色々な品種を掛け合わせた園芸品種であるため、
気に入った株を購入し、そこから種をとって育てても、
親株と同じ色や花の形、大きさになるとは限りません。
全く同じ品種をどうしても育てたいという場合は、
同じ品種の種や苗を購入する必要があります。
しかし、自分で種を採取し大切に育てたパンジーが開花するのは最高の嬉しさです!
パンジーのわかりやすい増やし方をご紹介しましょう。
■パンジーの増やし方
1.種とり
まずは種まきをするための、種を採取する作業からです。
パンジーの苗は、秋頃から店頭に並び始め、
その苗を購入して定植し、花を楽しみます。
花は花期の間、次々と咲きますが、種をとるのであれば、
定植してから少し期間をおいて、株がしっかり根付いた頃が最適です。
定植して間もない頃は、根がまだしっかり張っておらず、
無理に種を作らせると株が弱ることがあります。
逆に、花期も終わりの頃になると、
株自体が長期間の開花で疲れていて、良い種がとりにくいです。
定植して根付いた頃に咲いた花に種をつけさせると、
まだ株は元気なのでいい種がとれやすくなりますし、
少し種をつけたくらいでは枯れるほど弱ることはありません。
種を作って少し株が弱ったとしても、
春までの間にまた株を充実させることができます。
パンジーは、花ガラを摘まずに放っておくと、たいてい種を作り始めます。
花が散った後、中心が膨らんで来たら、種が作られている証拠です。

種ができはじめたパンジー
◎種の採取は?
膨らみが熟してくると、だんだんと緑色から茶色く変色してきます。
完全に茶色くなったら、膨らみが裂けて種が飛び出す仕組みになっているので、
種が飛び散らないように、ある程度茶色くなってきたら袋などをかぶせます。
袋をかぶせるのが難しい場合は、ほぼ茶色くなったものを手で摘み取り、
紙の封筒などに入れて乾燥させます。
採取した種は、封筒などに入れて冷暗所で管理しておきましょう。
咲いた花すべてに種をつけると、さすがに株が疲れてしまいます。
種をつける花を選んでおき、それ以外は花が傷んできたら、
花ガラ摘みをするようにしましょう。
特定の品種を栽培するなら種を購入します
2.種まき
パンジーの種まきは、8月下旬〜9月上旬までが適期です。
これより後になると、開花の時期が遅れます。
年内から開花を始めるためには、
9月上旬までに種まきを済ませる必要があります。
鉢やミニプランターなどの容器に、種まき用の用土を入れ、
そこにパンジーの種を重ならないようにばらまきか、すじまきにします。
種の上から土を軽くかぶせて、容器の底から水が出るまでしっかりと水を与えます。
水を与える時は、種が流れてしまわないよう、ハス口をつけたジョウロでそっと与えるか、
発芽するまでは底面吸水させると良いです。
発芽するまでは日向ではなく、明るい日陰であまり乾かないように管理します。
発芽して本葉が出始めたら、半日陰に移動させ、育苗を続けます。
3.間引き
本葉が出てきた頃、だんだんと株間が狭くなったら間引きをします。
最初に種をまいた間隔によって、
この時点でも間引きを必要としない場合もあります。
本場が5枚〜6枚になるまで、
株間が狭くなってきたら間引きをするようにしましょう。
4.ポット上げ
本場が5枚〜6枚になったら、1株ずつポットに植えます。
3号程度のプラスチックポットを用意し、
そこに種まき用の用土か、市販の培養土を入れます。
育てている苗を1ポットに1株ずつ植え付けます。
まだまだ苗が小さい状態ですので、無理に手で1株ずつに分けると、
根を傷めてしまうことがあります。
箸やフォーク、スプーンなどを使って苗をすくい上げ、
ポットに植え付けるようにすると、根を傷めにくく植え付けが楽になります。
ポットで充分育ったパンジーの苗を定植します
ポットの底穴に根が回っています
5.定植
10月以降、だんだんと涼しくなってきて、
株がしっかりと生長したら、定植できます。
ポットの底穴から、白い根が見えてきたら、根が回っているサインです。
根鉢にしっかりと根が回り、揺すってもぐらぐらしない状態であれば、
もう立派な苗に育っています。
■参考
・パンジーの育て方
・パンジー ビオラ 季節の育て方
・パンジー ビオラが徒長したら?
・パンジー 花が咲かない
・パンジーとビオラの寄せ植え
・パンジー 寄せ植えのコツ|合わせやすい植物たち
・ガーデンシクラメン 寄せ植えのコツ
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