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アガパンサスの青色もきれいです


■アガパンサス 栽培データ

英名・学名 agapanthus
形態 多年草
原産地 南アフリカ
草丈/樹高 30cm〜150cm
開花期 6月〜9月
花色 白、青、青紫、紫、複色
栽培難易度(1〜5)  2
耐寒性 強い(常緑種は半耐寒性)
耐暑性 強い
特性・用途 耐寒性が強い、初心者向き、背が高い



■アガパンサスの育て方

・栽培環境
基本的には、日当たりの良好な場所を好みますが、
午前中しか日の当たらないような、半日陰の場所でも花を咲かせます。

あまりにも日当たりの悪い場所で育てると、
枯れるほどにはならなくても、花つきが悪くなります。

暑さには強いのですが、過湿を嫌うので、乾燥気味に管理します。
耐寒性の強い植物ですが、
常緑性の品種のものは、少し寒さいの弱いので注意します。

・植え付け
植え付けは、4月〜5月か9月〜10月が適期です。

◎地植え
地植えの場合は、植え付ける2週間ほど前までに、
植え付ける場所をよく耕しておきます。

元肥として、腐葉土や堆肥を加え、土とよく混ぜておきます。
水はけの良い土を好みますので、水はけが悪いと感じたら、
赤玉土や鹿沼土を足して調整しておきましょう。

◎鉢植え
鉢植えの場合は、品種によって6号〜10号の鉢を用意します。
矮性の品種であれば、6号でも充分育ちますが、
大型種になると、6号鉢ではすぐに根が回ってしまい育ちにくいです。
品種によって、鉢の大きさを加減します。

また、アガパンサスはとても根の生育が旺盛な植物です。
横にも下にもよく伸びるため、鉢は浅鉢よりも深鉢の方が良いでしょう。

鉢の底が隠れる程度の鉢底石を敷き、
その上から培養土を鉢の縁から2cm〜3cm下まで入れます。

使う用土は、赤玉土7と腐葉土3を混ぜたものや、
市販の草花用培養土でも充分です。
植え穴をあけ、苗を植え付けます。

地植え、鉢植えどちらも、植え付けが終わった後は、
たっぷりと水を与えておきましょう。


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生長が早く育てやすいアガパンサス


・水やり

◎地植え
地植えの場合は、頻繁に水やりをしなくても、
降雨だけで過ごせることが多いです。

植え付けをして2週間〜1ヶ月ほどは、
まだ根付いていないので、あまり乾燥しすぎないように注意します。

その後は、乾燥気味に管理します。
夏場など、土がひび割れるほど乾いている時は、充分水を与えてください。

◎鉢植え
鉢植えの場合は、地植えよりも土の量が制限されているので、
土が乾きやすい環境になっています。

土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水を与えます。
夏場は、気温も高い上に花が咲いている時期とも重なっているので、
土がたいへん乾きやすいです。

朝に水を与えても、夕方に土をチェックして乾いているようであれば、
またたっぷり与えるようにします。

また、逆に土の表面が湿っている時には、水やりをする必要はありません。
土の表面が湿っている時に、さらに水を与えてしまうと、
湿気た状態が続き、根が傷む原因になるので注意しましょう。

・肥料
痩せ地でも育つほど強健な植物ですので、
地植えにしている場合は、あまり頻繁に肥料を与える必要はありません。

4月〜5月に1回と、9月〜10月に1回、化成肥料を少量与える程度で充分です。

鉢植えの場合は、地植えよりも肥料分の流亡が激しいので、
定期的に追肥をするようにします。

規定通りに薄めた液体肥料を、2週間に1回のペースで与えるか、
緩効性の固形肥料を2ヶ月〜3ヶ月おきに与えます。


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切り花として楽しむこともできます


・花後の管理
長い花茎の先に、いくつもの花をつけます。
花がだんだんと傷んできたら、花茎を根元から切り取ります。

まだ花がキレイな状態に時に切っておけば、
切り花として室内で楽しむこともできます。

花茎や花ガラをそのままにしてしまうと、
種を作ることに養分を使ってしまい、株が弱るので注意します。

・植え替え
植え替えの適期は、地植えも鉢植えも4月〜5月か9月〜10月です。

◎地植え
地植えにしている場合は、あまり神経質に考える必要はありません。

しかし、長い間植えたままだと、
株が大きくなりすぎて混んでしまい、
生育が悪くなることがあるので、
3年〜5年に1回は株分けをかねて植え替えすると良いでしょう。

◎鉢植え
鉢植えの場合は、鉢を大きくするのであれば、
元の鉢よりも一回りか二回り大きい鉢を用意し、適期に植え替えます。

鉢を大きくしたくない場合は、
株分けを行ってから元の鉢に植え戻しましょう。

アガパンサスは根の生育が旺盛なので、
すぐに鉢が根でいっぱいになってしまいます。

鉢が根でいっぱいになると、根詰まりで生育不良を起こすことがあります。
鉢底の穴から根が見えている時は、
根詰まりを起こしているので必ず植え替えを行います。

根が見えていない場合も、1年〜2年おきに植え替えをすると、
元気に育ち、毎年開花が見られます。


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耐暑性、耐寒性が比較的強く扱いやすい植物です


・夏の管理
夏の暑さには強いですが、夏の直射日光のような強い光を受けると、
葉が傷むことがあります。

地植えにしている場合は、場所を移動することができませんので、
ネットや簾などで遮光するといいでしょう。

鉢植えの場合は、夏の間だけ半日陰や明るい日陰になる場所に、
鉢ごと移動させておくこともできます。

・冬の管理
冬に地上部がなくなる、落葉性の品種であれば、
耐寒性が強いので、特に防寒は必要ありません。

冬でも地上部が枯れない常緑性の品種は、
耐寒性が少し弱い性質があります。

鉢植えにしている場合は、
鉢ごと暖房のかかっていない室内に移動させると安心です。

地植えの場合は、株元に敷きワラや腐葉土を敷いたり、
といった簡単な防寒をしておきましょう。

寒冷地など寒い地域の場合は、掘り上げて鉢植えにし、
室内に避難させた方が無難です。


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群生させても、美しいです


・増やし方
一般的には、株分けで増やします。
4月〜5月か9月〜10月が適期です。

株を掘り上げて、土を丁寧に落とします。
よく切れるナイフなどで、株を分けますが、
この時あまり小さく分けないように注意します。

あまり小さく株を分けてしまうと、
次に花が咲くまでに時間がかかってしまいますので、できるだけ大きく分けるようにしましょう。

花が咲いた後、花ガラをそのままにしていると鞘状のものができます。
その鞘の中に入っている種をまいて、育てることで増やすこともできますが、
花が咲くようになるまで5年〜6年ほどかかります。

■病害虫

アブラムシがつくことがありますので、
見つけ次第捕殺するようにしましょう。

病気にかかることも少ないですが、
過湿による根腐れを起こすことがあるので、
湿度の高い環境には注意しましょう。

■参考
・アガパンサスの植え替えは?
・アガパンサスの品種
・アガパンサスの植え替えは?
・秋植え球根の種類
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