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毎年早春に咲くクロッカス


クロッカスは、ポイントを押さえて育てれば、
比較的簡単に球根が増えていきます。


■クロッカスの増やし方

1.深植えにする
クロッカスは、球根の上に新しい球根が育ちます。
そのため、球根が育つだけのスペースがないと、
新しい球根がうまく育ちません。

鉢植えの場合は、浅い鉢を選ぶと深植えできません。
浅く植えても、クロッカスの花を咲かせることはできますが、
スペースがなくて新しい球根が育ちにくい環境になります。

クロッカスの球根を増やしたい場合は、
深さのある鉢を選ぶようにしましょう。

地植えの場合は、鉢植えのように制限がありませんので、
しっかりと耕して深植えにします。
目安としては、球根の2倍〜3倍くらいの深さです。


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球根の2倍〜3倍くらいに植え付ければ、4〜5年はそのままで楽しめます


2.葉を残す
花後も、葉には養分を作るという大事な役割があります。
そのため、花が終わったからと葉も一緒に切ってしまうと、
球根が肥らない原因になります。

6月頃に掘り上げるまでは、必ず葉は切らずに残しておきましょう。 
また、クロッカスは植えっぱなしにすることもできます。

クロッカスを植えっぱなしにする場合は、
葉が枯れて引っ張るとすぽっと抜けるくらいになるまで放置します。

3.カリの多い肥料を与える
花が咲いた後は肥料を与えるようにします。
この期間は、ちょうど球根を肥らせようとしている時期です。

葉の光合成だけでは、十分に新しい球根が肥らないこともあるので、
肥料を足して生長を助けてあげます。

クロッカスの追肥は、3月に1回、少量の化成肥料を与えるか、
3月と4月に1回ずつ、規定通りに薄めた液体肥料を与えます。

肥料には、窒素・リン酸・カリという成分が様々な配分で入っています。
球根を育てるために、カリが多めのものを選ぶようにしましょう。

4.球根の整理をする
クロッカスは植えっぱなしでも良いと書きましたが、
長い間植えたままにしていると、球根が増えて、窮屈になってしまいます。

窮屈になってしまうと、思うように育たずに、
生育不良になったり、小さな球根ばかりになることがあります。

ですので、クロッカスの球根は、
数年に1回は掘り上げて、球根の整理をしましょう。


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良い球根を選んでおきます


鉢植えなら毎年か1年おきくらいに掘り上げ、
地植えなら4年か5年に1回は掘り上げるようにしましょう。 


掘り上げた球根は、葉や根を取り除き、1つ1つの球根に分けます。
この時、あまり小さい球根や傷んだ球根は、
植えても花が咲かないことが多いので、よけておきます。

数日間日陰に干し、ネットなどの通気性の良い袋に入れて、
雨の当たらない日陰で保管します。

秋になったら、保管していたクロッカスの球根を、また植え付けましょう。

■参考
・クロッカスの育て方、栽培方法
・クロッカス プランターでの育て方 
・クロッカス水栽培のコツ
・クロッカス 植え付けのコツ
・クロッカスの施肥

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