huyuzakura.jpg
風情のあるフユザクラ


秋は紅葉する葉や、夏に咲いた花の後の実などを、
楽しむ樹木が多いと思っていませんか?

季節を彩る秋の花木は、意外とたくさんあります。
その中でも、日本の気候に合いやすく、
比較的育てやすいものをご紹介しましょう。



■秋の花木


fragrant orange-colored olive.jpg
・キンモクセイ(fragrant orange-colored olive) 

モクセイ科 常緑性中高木(3m〜6m) 
中国原産
花期:9月下旬〜10月中旬 
耐寒性:やや弱い 耐暑性:普通 


オレンジ色の花で爽やかで甘い香りがする、秋の代表的な花木です。
少し離れた場所からでもとてもよく香ります。

中高木ではありますが、剪定の仕方によっては、
コンパクトに仕立てることができます。

ただし、葉がなくなるほどの強い刈り込みをしてしまうと、
剪定後に枝が枯れてしまうことがあるので、毎年少しずつ剪定して、形を保つようにしましょう。



ginmokuse.jpg
・ギンモクセイ(Osmanthus fragrans)
キンモクセイの仲間で、ギンモクセイというものもあります。
キンモクセイがオレンジ色の強い芳香を持つ花をびっしり咲かせるのに対し、

ギンモクセイは白い花を少しまばらにつけます。
ギンモクセイも香りはありますが、キンモクセイよりは弱いです。



sasanqua.jpg
・サザンカ(sasanqua) 

ツバキ科 常緑性中高木(2m〜6m) 
日本原産
花期:10月〜4月(品種による) 
耐寒性:普通 耐暑性:強


日本では古くから親しまれてきた花木です。
そのため、品種もたくさんあり、300を超えるほどです。

花の形はツバキよりも平咲きですが、
花びらの数が一重、半八重、八重と様々です。

色も豊富で、赤、ピンク、白、絞りなどがあり、
かわいらいい雰囲気のものから、豪華なものまであります。

秋から冬に咲く品種と、冬から春にかけて咲く品種があります。
毛虫類がよくつくので、消毒が欠かせない花木です。



Vitex agnus-castus.jpg
・セイヨウニンジンボク(Vitex agnus-castus) C)千草園芸 

シソ科 落葉性小高木(2m〜8m) 
南ヨーロッパ原産
花期:7月〜9月 
耐寒性:強 耐暑性:強


ハーブとして売られていることも多いですが、鑑賞価値も高い花木です。
紫がかった美しい花を夏から秋にかけて咲かせます。

花の後には実ができ、胡椒のような風味があります。
葉は細長いモミジのような形をしていて、
そこに薄紫色の花穂をつけるので、見た目が涼やかです。

木が若いうちから花をよく咲かせるので、
鉢植えなどにして育てても楽しめるでしょう。

本来はとても大きくなる木ですが、
剪定によりある程度コンパクトに保つことができます。



Camellia japonica (2).jpg
・ツバキ(Camellia japonica) 

ツバキ科 常緑性高木(5m〜10m) 
日本・中国原産
花期:11月〜4月 
耐寒性:強 耐暑性:強


サザンカよりも少し遅れて咲き始めるのが、同じ仲間のツバキです。
サザンカ同様、日本で古くから親しまれている花木です。

ツバキといえば、赤い花弁がすぼまり気味に咲き、
中央には黄色いシベがふさふさとついているイメージが強いですが、
ピンクや白、絞りなどの花色があります。

海外でもとても人気があり、
最近では西洋で品種改良されたものも出回っています。


Japanese clover (1).jpg
ハギのトンネル

Japanese clover (2).jpg
・ハギ(Japanese clover) 

マメ科 落葉性低木(1.5m〜3m) 
日本原産
花期:7月〜10月 
耐寒性:強 耐暑性:強


日本の秋の花として有名なハギは、
秋の七草のひとつとしても知られています。

日本の気候によく合い、とても丈夫であまり手間もかかりません。
庭植えにした場合、よほど乾いた状態にならなければ降雨で十分ですし、
肥料もほとんど必要ありません。

落葉期に剪定することさえ怠らなければ、
毎年花をたくさん咲かせてくれます。

花色はよく知られている赤紫だけでなく、
ピンク、白、青紫、バイカラーなど、意外と豊富にあります。



Parvifolia (2).jpg
・フユザクラ(Parvifolia) 

バラ科 落葉高木(5m) 
日本原産
花期:10月〜3月 
耐寒性:強 耐暑性:普通


一般的によく知られている春に咲くサクラとは違い、
秋から咲き始め、春まで咲き続けます。

春に咲くサクラは、一時だけのはかないものですが、
満開時の株を覆うほどの花は素晴らしいです。

フユザクラは逆に、秋から春まで長く咲き続けるものの、花数は少ないです。
それでも、寂しい冬の間にも健気に咲く姿は、
とても風情のあるもので、春の訪れを期待せずにはいられません。
耐寒性、耐暑性どちらも強く、日本の気候によく合います。

■参考
・ベランダで簡単野菜栽培|秋まき編
・秋まき野菜 秋植え野菜の栽培
・秋植えの花と球根
・秋蒔き 花の種
 カテゴリ
 タグ