ニンニクの葉を日ごろから観察しましょう
■ニンニク 葉が黄色くなるのは?
1. 葉が黄色く溶けたようになる
乾腐病の可能性があります。
土壌にいる病原菌が、根などから侵入し、症状が出てきます。
進行すると、葉だけではなく葉の付け根や根、
球根部分も腐ったように溶けてきます。
発症しているニンニクの株を発見したら、ただちに引き抜いて処分します。
できることなら、植えていた場所の土ごと処分した方が良いでしょう。
症状が出るまでは、感染しているかどうか分からないので、
他の株に症状が出ないかをしっかり見回りしましょう。
予防方法としては、排水のいい土を作ることがまず先決です。
風通しの悪い湿気た環境が続くと、菌が発生しやすくなります。
逆に、乾燥しすぎてもニンニクは生育不良が起きたり、
別の病気にかかることがあるので、適湿を守りましょう。
ニンニクは連作障害が出にくい植物ですが、
連作することによりセンチュウ類が発生し、感染を助長することもあります。
できれば1年おきにでも連作を避けて育てるようにしましょう。
また、ニンニクの種球から感染することがあるので、種球を毎年変えるか、
傷みや変色のない健康な種球を使うようにしましょう。
ニンニク350円、ジャンボニンニク650円でした
2. 葉に黄色っぽい斑点ができる
ニンニクの葉にできる黄色い斑点は、さび病の症状であることが多いです。
さび病は、病原菌が植物に寄生し、繁殖する病気です。
初期の間であれば、専用の薬剤による防除が、
可能な場合もありますが、完全防除は難しいです。
症状の出ているニンニクの株を発見したら、
残念ですが土ごと掘り起こして処分しましょう。
周りの株にも感染している可能性はありますが、
症状が出ていないうちは、感染の判断が難しいので、
症状が出たものを処分する方法で良いでしょう。
ニンニクに窒素分の多い肥料を多量の与えたり、
風通しの悪い湿気た環境で育てると、感染しやすいです。
窒素分が多いことで、
株が軟弱に育ってしまい、菌の侵入を許してしまいます。
ニンニクは多肥でなくても育つ植物です。
あまり多く肥料を与えないように注意しましょう。
土は排水の良いものを使い、
以前に症状の出た土は使わないようにします。
■参考
・ジャンボニンニクの育て方、栽培方法
・無臭ニンニク(にんにく)の育て方、栽培方法
・ニンニク(にんにく)の種類
・ニンニクの保存方法1 冷蔵から醤油漬けまで
・ニンニクの保存方法2 オリーブオイル漬け
・ニンニクのプランター栽培
・ニンニクの育て方 ←地植え基本編です
・ニンニク 肥料は?
・ニンニク 大きくならない
・ニンニクが枯れる理由は?