
ニンニクの球は、じゅうぶん太らせたいですね
ニンニクを収穫したら、あまり球が大きくならず、
とても、がっかりすることがあります。
ニンニクの球が肥大しない理由はいくつか考えらます。
どれか1つでも当てはまる理由があれば、
次回に育てるときには、改善すると大きな球を収穫できます。
■ニンニク 大きくならない
1.肥料不足
ニンニクは生育期間が長く、
最初に入れた元肥だけでは足りなくなることがあります。
ニンニクの肥大は4月頃から始まりますので、
3月頃に必ず追肥を与える必要があります。
ただし、収穫する頃に肥料が効いていると、
根腐れを起こしたりすることがあるので、
4月以降は逆に肥料を与えないようにしましょう。

株間はある程度とると球が肥大しやすいです
2.株間が狭い
ニンニクの株間は15cm〜20cmです。
ジャンボニンニクなどであれば、
もっと株間を広げる必要があります。
株間が狭いと、球が肥大する際に隣の株が邪魔になり、
思うように大きくなることができません。
そのため、決められた株間は守るようにしましょう。
3.脇芽をとらなかった
ニンニクを植え付けた後、芽が出てきます。
その後、最初に出た芽の脇から小さな芽が出てくることがあります。
この脇芽をそのままにしてしまうと、栄養が分散してしまい、
思うように肥大できないことがあります。
脇芽が出てきたら、脇芽側の土を少し掘り、
残す方の芽が抜けないように手で押さえながら、脇芽を取り除きます。

花芽を摘んで食べるのも美味しいです
4.花芽を摘まなかった
5月頃、ニンニクの葉の中から棒状の芽がでてきます。
その先端には三角の袋に包まれたようなものがついていて、それが花芽です。
花芽が伸びてきたら、花が咲く前に切り取るようにしましょう。
花芽が伸びてくる頃は、ちょうど球の肥大が進んでいる時です。
そんな時に花芽に栄養をとられてしまうと、球が大きくなりません。
花茎が伸びてきたら、花茎ごと切り取りましょう。
切り取った花茎はニンニクの芽として食べることができます。

その地域に合った品種ではないと生育不良などを起こしやすいです
5.品種が合っていない
ニンニクにも品種があります。
育てる場所が暖地か寒冷地かによって、
育てやすい品種が異なります。
暖地向きの品種を寒冷地で育てるなど、
地域に合わない品種を育ててしまうと、
球が大きくならないなど、生育に影響が出ます。
地域に合った品種を選びましょう。
6.土が酸性になっている
ニンニクは酸性土に少し弱い性質があります。
そのため、植え付け前に土作りをする際、
苦土石灰などを混ぜ込んで、酸性を和らげておく必要があります。
酸性土で育てると、葉はそれなりに育つものの、
しだいに根が傷み、球肥りが悪くなります。
■参考
・ニンニクのプランター栽培
・ニンニクの育て方 ←地植え基本編です