
ニンニクは肥料の与え方にコツがあります
ニンニクは9月頃に種球の植え付けをして、
収穫するのが翌年の6月〜7月となるので、栽培期間が長いです。
厳寒期に入る前に葉が十分に生長する必要があるのと、
球が肥大する際に肥料切れを起こさないようにする必要があるため、
肥料を与えるタイミングがとても重要です。
■ニンニク 肥料は?
1. ニンニクの追肥のタイミング
まず、植え付ける際に用土に元肥を施します。
長期間の栽培中、ゆっくり長く効くように、有機質の肥料が適しています。
完熟の堆肥などをたっぷりと土に加えて、よく耕しておきます。
1回目の追肥は、植え付けをして1ヶ月〜2ヶ月ほど経った頃です。
だいたい11月頃が追肥の時期になると思います。
2回目の追肥は、年を越して暖かくなる前の2月〜3月頃です。
ニンニクは4月頃から球の肥大が始まります。
それまでに追肥を済ませておき、十分に球が肥るようにしておきましょう。
追肥をする際は、発酵鶏糞や化成肥料などを与えます。
園芸店やホームセンターなどでは、
有機質の固形肥料なども販売されていますので、
そちらを利用するのもいいでしょう。
上記の肥料を与えていても、12月〜2月と4月以降を除く生育期に、
葉が黄色くなったりしているようであれば、肥料不足である可能性があります。
その場合は、即効性があって効き目が短い液体肥料を、
様子を見ながら与えましょう。
液体肥料は規定通りに薄めたものか、
規定より少し薄めに希釈したものを与えるようにします。
また、4月以降は肥料は一切与えません。

太ったニンニクが収穫できますように
2. ニンニクの肥料の種類
基本的には、効果が長く続く有機質のものを与えるようにします。
完熟堆肥や発酵鶏糞などが代表的ですが、化成肥料でもかまいません。
有機成分を固形肥料にしたものも販売されていますので、
そちらを使ってもいいでしょう。
![]() セントラルグリーンネギ・ニラ・にんにく肥料 3kg |
最近は、「ネギ、ニラ、ニンニク用の肥料」として、
すでにニンニクに合った状態に配合された肥料もあります。
汎用性はありませんが、どの肥料を与えていいのか迷ったら、
専用の肥料を用いるのも一つの方法です。
*ニンニクの詳しくわかりやすい栽培方法は、
>>ニンニク栽培.com
■参考
・ジャンボニンニクの育て方、栽培方法
・無臭ニンニク(にんにく)の育て方、栽培方法
・ニンニク(にんにく)の種類
・ニンニクの保存方法1 冷蔵から醤油漬けまで
・ニンニクの保存方法2 オリーブオイル漬け
・ニンニクのプランター栽培
・ニンニクの育て方 ←地植え基本編です