
ワイルドストロベリー、匍匐するのでグランドカバーにも
性質が丈夫で、日向や日陰でも生育するものが多いハーブは、
グランドカバーに向いたものがたくさんあります。
グランドカバーとして見て触れて楽しむだけでなく、刈り込みもかねて収穫し、
ポプリやハーブティー、料理などに使うこともできます。
画像と共にご紹介していきます。
■グランドカバー ハーブ 画像付き

オレガノ・ケントビューティーは、ポイントに使うと美しいです C)千草園芸

・オレガノ(Oregano)
シソ科 日向〜半日陰
花期:7月〜8月
草丈:30cm〜60cm
オレガノにはたくさんの種類があり、料理に使って楽しめるものや、
主に鑑賞用として楽しむものがあります。
性質も品種により様々で、枝を直立させて育つものや匍匐して育つものがあるので、
グランドカバーにするのであれば、匍匐して生長するものを選びましょう。
湿気に弱く、梅雨時期などに蒸れて枯れることがあるので注意します。

・カモミール(Chamomile)
キク科 日向〜半日陰
花期:3月〜7月
草丈:30cm〜90cm
カモミールには、ジャーマンカモミール、ローマンカモミール、
ノンフラワーカモミールなどの品種があります。
ジャーマンカモミールは一年草で、
茎が立ち上がるのでグランドカバーには向きません。
ローマンカモミールとノンフラワーカモミールは、
多年草で匍匐して育つので、グランドカバー向きです。
品種によって花期に違いがあり、ジャーマンカモミールは春、
ローマンカモミールは夏に咲くようです。
ノンフラワーカモミールは、全く花が咲かないわけではなく、
花が咲きにくいように品種改良されたもののようです。
カモミールは甘いリンゴのような香りが、
風が吹いたり服にすれたりするだけでも香ります。

・スイートウッドラフ(Sweet Woodruff)
アカネ科 半日陰〜日陰
花期:5月〜6月
草丈:20cm〜60cm
茎を軸として、葉がぐるりと生えるので、別名ハグルマソウとも呼ばれています。
花期には白い小花がちりばめられ、とてもかわいらしいです。
葉を乾燥させると甘い香りがするので、
ワインの香りづけに使ったり、ポプリなどにも利用することができます。


・スイートバイオレット(Sweet violet)
スミレ科 半日陰〜日陰
花期:12月〜3月
草丈:10cm〜15cm
スイートバイオレット(ニオイスミレ)は、花や葉に香りがあり、
1輪部屋にあるだけでも香りが充満するほどの香りの強さがあります。
その香りの強さから、香水の原料にもなっています。
花はエディブルフラワーとして食べることもできますが、
根などに毒があるので食べる際は注意します。


・ミント(Mint)
シソ科 日向〜日陰
花期:6月〜9月
草丈:10cm〜100cm
ミントはとても生育が早く、どんな環境でもどんどん増えます。
ただし、冬の間は地上部が枯れるものがほとんどなので、
常緑のグランドカバーが必要な場合は向きません。
地下茎で広がっていくので、広げたくない場所には、
土中に仕切りを埋めるなどして工夫が必要です。
また、違う品種を近くに植えていると、交雑しやすく、
香りが薄くなったりすることがあります。
収穫も楽しみたい場合には、単品種のみを植えるか、
離れた場所に植えるようにすると良いでしょう。
半匍匐性の株です

・ローズマリー(Rosemary)
シソ科 日向〜半日陰
花期:2月〜10月
草丈:20cm〜200cm
ローズマリーには、直立性のものと匍匐性のものがあります。
直立性のものは、生垣などに向きますが、グランドカバーには向きません。
グランドカバーにする場合は、匍匐性の品種を選びましょう。
強い日差しにも強く、暑さ寒さにも強いです。
ある程度の刈り込みにも耐えるので、とても育てやすいハーブです。
薄紫色の小花を咲かせるのも魅力の一つです。
品種によっては、ピンクの花を咲かせるものもあります。
病害虫がつきにくいのも、初心者には向いています。


・ワイルドストロベリー(Wild strawberry)
バラ科 日向〜半日陰
花期:3月〜7月、9月〜10月
草丈:15cm〜30cm
主に実を収穫するためのイチゴより、葉が小さめで、実も小さいです。
けれど、イチゴと同じようなかわいらしい花を咲かせたり、
小さくても赤い実ができると嬉しくなります。
ランナーを出してよく広がりますが、
品種によってはランナーが出にくいものもあるので、
広い範囲を早く覆いたい時には、ランナーがよく出る品種を選びましょう。
■参考
・春の花壇作り
・夏の花壇作り
・秋の花壇
・冬の花壇
・花壇 種類 画像つき
・夏に長く咲く花 画像付き
・西日に強い花
・グランドカバー 多年草 画像付き
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