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葉に茶色の斑点ができます


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大きくなって穴が開きます


■オリヅルランの病気

1. 茶色い斑点が出てきた
葉に褐色の斑点ができ、それがどんどん大きくなって、
真ん中に穴が開いたような状態になる病気で、
炭そ病というものがあります。

炭そ病は、菌が葉に入り込んで起こる病気で、
水やりや雨などで地面の泥がはねて、
葉の裏に泥がついてそこから感染することが多いです。

菌は高温多湿の状態を好むので、
常に土が湿っている状態は避けた方がいいでしょう。 


オリヅルランの場合は、根が多肉質になっていて、
そこに水を溜めこむ性質があります。

そのため、少々の乾燥には耐えられますので、
土の表面がまだ湿気ている状態であれば、水やりは必要ありません。

春から秋は土の表面が乾いてからたっぷりと与え、
冬は土の表面が乾いてから4日〜5日経ってから与えるようにします。

また、鉢で育てている場合は、鉢皿に水を溜めないように注意しましょう。
鉢皿にいつまでも水が溜まっていると、土がずっと湿気た状態になり、
根が傷むこともありますし、多湿の環境を作ってしまいます。

オリヅルランを室内で育てていても、
水やりの際に泥はねの状態になり、
炭そ病に感染することがあります。

水を与える時は、高い位置から水をかぶせるのでなく、
水差しなどで株元にそっと水をやるようにしましょう。

◎オリヅルランの炭そ病の対処法
病気にかかった時の対処法ですが、
まず斑点のできている葉を取り除きます。

オリヅルランの取り除いた葉は、
土の上などに放置せず、必ず処分します。 


風通しが悪いと菌が繁殖しやすい環境になるので、
葉が混みあっている場合は葉を間引くように切ります。
炭そ病に効く薬剤が販売されていますので、
注意書きに沿って散布します。


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葉先から枯れるのには、さまざまな理由があります


2. 葉先が枯れてきた
オリヅルランはとても丈夫な植物で、
あまり病気にかかることはありません。

葉先が枯れてきた状態は、
病気よりも別の理由のことの方が多いです。

葉先が枯れる理由としては、水不足、根詰まり、
寒さに当たった、真夏の直射日光に当たった、などが考えられます。

問題のありそうなことを改善してあげます。

■参考
・オリヅルランの育て方|株分けと増やし方のコツ!
・オリヅルラン 枯れる理由は?
・オリヅルランの増やし方