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オリヅルランは、葉が伸び伸びしていて眺めていても気持ちが良いです


オリヅルランは、もともとたいへん丈夫な観葉植物ですが、
葉先からだんだん枯れる理由として、
次のようなことが、主に原因となります。


■オリヅルラン 枯れる理由は?

1.根詰まりを起こしている
オリヅルランは生育が旺盛で、特に根の生育が良いです。

そのため、鉢植えなどで数年同じ鉢に植えっぱなしにしていると、
根詰まりを起こし根が水を吸えなくなり葉を枯らしてしまうのです。 


オリヅルランをこのまま放置すると、最悪の場合、
全体が枯れてしまいますので、植え替えを行いましょう。

植え替えを行うのは、5月〜9月が適期です。
古い鉢から株を抜き、根鉢の四分の一程度土を落とし、
一回りか二回り大きい鉢に植え替えます。

根鉢を崩す際に、根は切らないように注意しましょう。
鉢植えの場合、すぐに根でいっぱいになることが多いので、
毎年植え替えすることをおすすめします。


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ランナーの先に咲く花もかわいらしいです


2.水が不足している
オリヅルランの根は、地上部から想像するよりずっと太く、
水を根に溜めておく性質があります。

そのため、あまり神経質に水やりをする必要はないのですが、
やはり真夏など気温が高く、土が早く乾燥する時期は、注意が必要です。
庭植えをしている場合でも、土の状態を見て、
乾いているようであれば、水を与えるようにしましょう。


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寄せ植え用に、ランナーから子苗を育てておくと便利です


3.真夏の直射日光に当たった
オリヅルランは、基本的には日当たりで育てた方が生育が良いです。
ただし、真夏の直射日光は強すぎて葉焼けを起こすことがあります。
その場合は、半日陰や明るい日陰に置き場所を変えると解消されます。


4.冬の寒風に当たった
オリヅルランは耐寒性も多少あり、3℃までは耐えることができます。
霜の降りない地域であれば、戸外での越冬も可能ですが、
寒風に当たると葉が傷みますので、当たらない場所で育てるか、
鉢植えにして室内で越冬させることもできます。

オリヅルランを室内で越冬させた場合、
春に戸外に出すときには、いきなり日当たりの良い場所に置かず、
明るい日陰、半日陰とだんだん光に慣れさせてから、
日向に置くようにすると環境に馴染んでいきます。

■参考
・オリヅルランの育て方|株分けと増やし方のコツ!
・オリヅルランの増やし方