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プランターや鉢で栽培しフェンスに誘引するのも良いですね


ブラックベリー(Blackberry)、
名前の通りの黒い実は、甘酸っぱい初夏の味です。

熟したものをその都度つんで食べるのもとても美味ですが、
たくさん収穫できたらジャムやソースなどで楽しむことができます。


■ブラックベリー プランターでの育て方

・栽培環境
日当たりと水はけの良い場所で育てます。
枝と根がよく伸びる上に、トゲのある品種も多いので、
スペースに余裕のある場所で育てるといいです。

・プランター・鉢
プランターであっても、鉢であっても、
ブラックベリーは、根をよく張って大株になります。

プランターは、大型の深型プランターが適しています。
鉢は、7号できれば10号以上の深型の大きいものを選ぶようにします。 



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ブラックベリーのトゲなし品種もありますが、トゲありのほうが美味しいようです


・用土
水はけと水もちの良いものを選ぶようにします。
市販の草花や野菜の培養土でも良いですし、
小粒の赤玉土7と腐葉土3をよく混ぜたものでも良いです。

・植え付け
植え付けの適期は12月〜2月の間です。
10月〜6月に植え付けても、ほとんど問題はありません。

育てる容器の底が隠れる程度の鉢底石を敷き、
その上から用土を容器の縁から3cmほど下まで入れます。

土に株の根鉢がすっぽり入るくらいの大きさの植え穴をあけ、苗を植え付けます。
植え付けた後は、容器の底から流れるくらいまでたっぷりと水やりします。

・水やり
春〜晩秋までの生育期は、土の表面が乾いたら、
容器の底から流れ出るほど、じゅうぶんに水を与えます。

初夏以降は枝葉が茂る上に気温が上がるので、水が切れやすくなります。
朝に水を与えても、夕方に土が乾いていたら、たっぷり水やりします。

晩秋以降、葉が落ちた後は気温も下がり、
水分の蒸散も減るので、あまり水分を必要としません。

土の表面が乾いてから2日ほど経ってから与えるようにします。
雨のあたる場所に置いている場合は、それだけでも十分なです。

雨が続く場合は、軒下や室内に取り込み雨を避けると。
じょうぶに美味しく育ちます。

・肥料
3月に緩効性の固形肥料を与えます。
それ以降は、実の収穫までは肥料を与える必要はありません。

実の収穫が終わった後から10月頃まで、
2ヶ月に1回のペースで緩効性の肥料を与えます。
葉が落ちてから3月までは、肥料を与える必要はありません。

・誘引と仕立て方
春に伸びる新しい枝が、長くなってきたら、
支柱やトレリス、行灯仕立てなどにして誘引します。 



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支柱やトレリス、行燈に仕立てます


ブラックベリーの枝はつるのようにしなり、
放っておくと地面についてしまいます。

地面近くは泥はねして病気に感染することがあるので、
ある程度の長さまで育ったら、必ず誘引してあげるようにします。


■剪定

ブラックベリーは夏と冬に剪定を行います。

◎夏剪定
剪定の時期は、実の収穫が終わった6月〜7月頃です。
実のついた枝は、その年で枯れてしまいますが、
葉が残っているうちは枝を残します。

ただし、枝数が多い場合は、
日当たりと風通しをよくするために、枝数を減らしておきます。

残した枝も、実のついた枝先が枯れこみますので、その部分を切ります。

春、地際から新しく枝が伸びてきます。
気温が増すにつれ、ぐんぐん伸びるその枝(シュート)を、
高さ150cmくらいのところで切ります。


新しい枝がたくさん伸びてきている場合は、
生育の悪いものや細いもの、
交差しているものなどを選んで地際から切っておきます。

新しく伸びた枝は、
剪定した後に切ったところから側枝が伸びてきます。

◎冬剪定
剪定の時期は、葉が完全に落ちている1月〜2月に行います。
まず、すでに実をつけた枝は、枝自体がほぼ枯れている頃です。
一度実がついた枝に新しく実はつきませんので、地際で切ってしまいます。

新しく伸びた枝は、側枝が伸びている状態になっているはずです。
主枝は下から20節〜30節のところで切りかえします。
主枝から出ている側枝は、6芽以上残して先を切りかえします。
側枝は5芽までは葉芽で、花がつきませんので、
必ず6芽以上残すようにします。 


このように剪定すると、
樹勢をコンパクトに保つことができ、収穫量も増えます。


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実が黒くなるまでが待ち遠しいですね


■収穫

6〜7月、ブラックベリーは名前の通り、黒い実を収穫します。
結実してから、だんだんと粒が大きくなってきて、最初は赤く色づきます。

あまりにもキレイな赤で、そこで収穫したくなりますが、
その時点で収穫してもまだまだおいしくありません。

ブラックベリーはさらに赤から黒へと色が変わります。
その後、少しつまんで引っ張るとぽろりと取れるくらいまでになったら、完熟のサインです。

ブラックベリーは雨に濡れると風味が落ち日持ちも悪くなります。
雨よけをするのがベストですが、
できないときは、雨がやんで少し時間をおいて収穫すると良いです。


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収穫は晴れの日にするとおいしいです


■病害虫

マメコガネや、コウモリガ、カイガラムシなどがつくことがあります。
マメコガネ、コウモリガは葉を食害し、カイガラムシは枝にくっついて吸汁します。

放置していると、葉が丸坊主になったり、
株が弱ってくるので、マメコガネは、見つけ次第捕殺します。

コウモリガは、株の周りの雑草をマメに取り除き、
株元を腐葉土やわらでマルチングすると防ぐことができます。

カイガラムシは、発見次第、歯ブラシなどでこそげとります。

■参考
・ブラックベリー 地植えの育て方
・ブラックベリーの剪定
・ビルベリー 増やし方
・ラズベリー(キイチゴ)の育て方
・クランベリーの収穫
・クランベリーの増やし方
・クランベリー 栽培のコツ
・クランベリー(ツルコケモモ)の土と植え方
・クランベリー(ツルコケモモ)のジャムと果実酒の作り方
・クランベリー(ツルコケモモ)の育て方と利用方法
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